このコントローラーを操作するために無防備となり易い問題において、ユーザーインターフェースの次のステップとしてサイボーグ技術や脳とコンピュータを直接繋げるという、ブレイン・マシン・インタフェース技術などもSFから現実のものとして研究開発がすすんでいる。軍事用ロボットの操作でも、兵士の頭脳にコンピュータを埋め込み、偵察ロボットや攻撃ロボットを「自分の分身や体の延長」のように、無人兵器を直接遠隔操作出来るようになる可能性も存在する。
だがこのアプローチは人体への侵襲(人為的に傷付けることなど)を伴うため、医学面での技術的ハードルと同時に、倫理面等での問題も予測されるため、実用化は21世紀初頭の段階では未知数である。
ロボットの兵隊 [編集]
フィクションの世界では、人間の代用品としてのロボットという発想の延長で、ロボットの歩兵のようなものも登場しているが、現実の世界では人工知能の開発以前に、二足歩行ロボットなども技術的な面で依然研究段階にあり、実際に歩兵の代用品として機能するものは存在しない。加えて現用兵器のロボット化の項でも述べたが、敵・味方の識別という非常に高い技術的ハードルが存在している。
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戦場に於いて地上戦をする上では、戦闘車両と共に歩兵は戦術レベルで必要不可欠な要素にあり、加えて兵器を操作するのも人間である。この人間が持つ優位性は、喩えて言うなら火薬を使用する現用の銃器とレーザーガンなどのSF兵器の関係のようなもので、当面は置き換えが起こらないものと見られている。このため米国を中心として歩兵の安全性を向上させる意味で、むしろボディアーマーの利用やパワードスーツの研究開発のほうが現実的なプランとして進められている。
なお人間の姿や形をしたロボットの兵隊というのは、実際の戦闘の面ではほぼ架空の話の上だけというレベルではあるが、その一方で急病や負傷した人間の反応を模したロボット(一種のダミー人形)などは救急救命士や衛生兵の救急処置教育に用いられる場合がある。これは全く別の意味で、また間接的ではあるにせよ「歩兵の命を救っている人間型ロボット」と呼べるかもしれない。
危険物の処理 [編集]
爆弾処理の分野では、1980年代には既に対テロ用として、英国が安全地帯まで爆弾を運搬する為に、リモートコントロール式のロボットを運用、必要とあらば、取り付けられた散弾銃で、爆弾を爆破処理したケースもあり、イスラエルでも、そのような爆弾処理ロボットが運用されている他、2006 FIFAワールドカップでは、ドイツでも同種ロボットが警備で運用され、爆発物特有の揮発物の匂いを探すことで、テロ防止に努めた。
日本では文部科学省の呼びかけ[1]で、対人地雷撤去用のロボット開発が進められており、大学の研究室レベルから、機械メーカー、大手企業まで、様々な研究者・開発者が参加している。これ等には、多脚ロボットや、クローラー(無限軌道式の自走式ロボット)、更には、地雷探知用の無人小型ヘリコプター(産業用ラジコンヘリの発展型)の他、地雷処理車両(→地雷処理戦車)の無人運用まで視野に入れられており、川崎重工による実証実験という話も聞かれる[2]。
またイラク戦争以降アメリカ軍が展開しているイラクでは、いまなお幹線道路脇などに仕掛けられた即席爆発装置などによる被害もあり、MRAPなど従来の軍事車両では防ぎきれない爆発に耐える車両の導入も進められるが、その一方で路肩に不審物(人工物や不自然に詰まれた土砂の山など)があった場合に、停車して偵察用の遠隔操作による軍事用ロボットを先行・接近させ、不審物の撤去などに利用している。爆発に巻き込まれるロボットも少なくないが、確実に人的損害を軽減した事例であるとも言える。イラクにおける軍事ロボットはこういった危険な罠の撤去にも有効性が認められ、ロボット掃除機ルンバも製造しているiRobotのほかQinetiQなど複数のメーカーがこういった偵察用のロボットを開発し「市場」に投入している。